2008.09.08
9/8調査結果
○貧酸素の状況
4.0mg/lを下回る貧酸素水塊を湾奥部中央,重富沖,隼人沖,福山沖,牛根境沖において確認。
○赤潮生物の出現状況
全調査点において着色域は確認されず。湾奥部の福山沖〜牛根沖については珪藻類がやや多い状況。
有害種については確認されず。
○海 況
表層水温は湾央部で28.4〜28.8℃,湾奥部で28.3〜30.2℃と平年同時期よりやや高め,また,塩分については29.5〜32.2で平年同時期並,透明度は平年同時よりかなり高め。
水温:平均 29.0℃
湾奥部 29.2℃ 湾央部 28.6℃
塩分:平均 30.9
湾奥部 30.7 湾央部 31.8
透明度:平均 10.7m
○ 今後の貧酸素水塊の予想
湾奥部東岸の表層〜10m付近までは,珪藻類によるものと思われる酸素の供給によりDOが若干回復していますが,全体的に見ると湾奥部においては表層水温が29.2℃と高く,塩分も低い状況であるため,比重の低い海水が表層付近を覆っている状況です。
よって,表層水温の降下による鉛直循環が始まる10月下旬までは,中層付近では現在の貧酸素状況が継続するか,または,更に貧酸素化が進行する可能性があると思われます。
給餌の前には溶存酸素を確認し,餌食いの状況を見て,無理な給餌を避けるなど対策が必要です。
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