2008.08.19赤潮注意報
8/18調査結果では,全調査点において着色域は確認されず。有害種については,シャトネラ マリーナを幣串沖,獅子島〜水俣間,獅子島北東沖において最高2細胞/ml確認。また,伊唐島南沖においてコクロディニウム ポリクリコイデスを2細胞/ml確認。
表層水温は八代海南部海域で26.9〜28.7℃で平年同時期並,塩分は30.4〜32.3で平年同時期よりやや高め,透明度は平年同時期よりやや高め。
☆今後の赤潮発生の予想 
シャトネラ マリーナについては,鹿児島県海域で確認された細胞数は少ない状況ですが,熊本県の姫戸・樋島周辺でシャトネラ アンティーカを含むシャトネラ属の着色域が確認されており(熊本県赤潮警報発令中),八代海北部海域では細胞数が増加傾向にあります。また,ここ数日の関係機関の調査結果を比較すると着色域がやや南下傾向にある状況です。今後,北寄りの風が吹いた場合は着色域の南下のスピードが速まり,鹿児島県海域でも着色域が形成される可能性がありますので十分な注意が必要です。各漁協・養殖業者におかれては,漁場周辺の採水・検鏡を行うなど細胞数の把握に努めて下さい。


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