2008.07.09警報解除
本日,臨時赤潮調査を実施した結果,シャトネラ マリーナを隼人沖で最高34細胞/ml確認しました。
シャトネラ マリーナについては,現在のところ未だ細胞が確認されている状況ですが,競合種である珪藻類が湾奥を中心に多い状況であり,6月下旬以降,本種による着色域は確認されておらず,牛根漁協調査においても,ここ数日の細胞数は低水準で推移していますので,今後しばらくの間は,本種による赤潮形成の可能性は低いと考えられます。
よって,6月18日付けの赤潮警報(シャトネラ マリーナ)は解除します。
なお,細胞が確認されている間は,再び細胞数の増加の可能性もありますので,定期的に検鏡を行い,状況に応じて餌止め行う等注意の継続が必要です。
(以下担当コメント)
今回の赤潮ではへい死による漁業被害は発生していない模様ですが,燃油高騰の中での生簀避難は養殖業者の皆さんにとって大きな痛手だったと思います。漁業被害を防ぐ為に,毎日調査を行って頂いた牛根漁協の職員の方々,また,情報を提供して頂いた西桜島漁協ほか関係漁協の皆様に敬意と感謝を申し上げます。
今後もより良い情報発信の体制を整えていきたいと考えていますので,ご意見があればmail下さい。
トップへ
戻る