2008.07.08八代海
[東町漁協,水技センター調べ]
7/7八代海調査結果。
伊唐島東沖,桂島西沖で狭い範囲ながら,夜光虫による帯状の着色域を確認。有害種については,コクロディニウム ポリクリコイデスを幣串沖,桂島西沖,水俣沖,において最高4細胞/ml確認。
〜今後の予想〜
コクロディニウムについては,同日に天草市水産研究センターが行った調査でも御所浦島北沖にて2細胞/ml確認されております。また,脇崎沖,水俣沖の1L中にはコクロディニウムが脇崎沖10cells/L, 水俣沖40cells/L確認されており,密度は低いながら,全域で本種が存在している状況であると思われます。 また,前回調査(6/24)では,脇崎沖で53細胞/ml確認されるなど,塩分濃度が低い状況でも,本種が確認されいる状況で,例年と比較しても細胞数がやや多い状況です。
よって,今後,晴天が続き塩分濃度が回復してくると共に本種が増殖してくると思われます。特に今年は平年より7日早く梅雨明けしており,本種にとって好適な環境が長期間継続すると予想されます。コクロディニウムの細胞数は現時点では少ない状況ですが,今年は本種による赤潮形成の可能性が高いと思われますので,今後は定期的な検鏡等により十分な監視を行って下さい。
[表層水温平均]
26.3℃ 平年+0.3
[表層塩分平均]
29.3
[表層DO平均]
7.0
[透明度平均]
8.8m
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