2008.06.17注意報マリーナ
本日付けで鹿児島湾に赤潮注意報を発令しました。
シャトネラ マリーナは前回踏査(6/3)では湾奥を中心に1細胞/ml前後でしたが,16日の調査では湾内ほぼ全域で数十細胞/ml確認されています。また,本日の牛根漁協の調査では前日と比較して150細胞/ml前後増加しています。
鹿児島湾内では競合プランクトンの珪藻類等が多い状況ですが,降雨により塩分濃度が低下している点や,現在の水温を考慮するとシャトネラ マリーナにとって最適な増殖環境下にあることから,今後も更に細胞数が増加し赤潮を形成する事も考えられますので,注意が必要です。各漁協・養殖業者におかれては,漁場周辺の採水・検鏡を行い,細胞数の把握に努めて下さい。
※ 本種は5〜6時に表層付近に最も集積する傾向があります。
※ 雨の濁り水の中にも細胞数の多い箇所が見られますので,海色の変化がある場所は必ず採水・検鏡を行って下さい。
※ 本種の魚毒性はブリで2,000細胞/ml前後,カンパチで2,000細胞/ml以下とされています。
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