2008.06.03
6/3鹿児島湾調査結果
全調査点において着色域は確認されず,湾央,湾奥共に珪藻類が多い状況。有害種については,ヘテロシグマ アカシオがほとんどの調査点で1〜2細胞/ml確認され,シャトネラ マリーナを桜島南沖,隼人沖,桜島北沖,牛根沖で1細胞/ml確認。
水温:平均 22.2℃  
(湾奥部 22.1℃ 湾央部 22.3℃)
塩分:平均 32.8
透明度:平均 5.3m

 今回の調査では,ヘテロシグマ アカシオ,シャトネラ マリーナといった有害プランクトンが確認されましたが,確認された細胞数が少なく,珪藻類が優占している状況ですので,今後直ちに赤潮を形成する可能性は低いと思われますが,両者とも低塩分でも増殖する種であり,降雨による塩分濃度の低下が見られる今の時期は,細胞数の動向に注意が必要と思われます(水温についても両者とも適水温下にあり)。
 各漁協・養殖業者は,定期的に漁場周辺の採水・検鏡を行い,有害プランクトンの有無など漁場環境の把握に努めましょう!!

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