2024.8.6

 

八代海

 

八代海 赤潮警報続報 No.1-9

 

 

[1] 8月6日の調査結果(鹿児島県水産技術開発センター,東町漁業協同組合)

本県伊唐島伊唐浦でカレニア ミキモトイが最高28,000細胞/mL確認されました。

シャットネラ アンティーカは確認されませんでした。

[2]今後の赤潮発生の予想

現在,カレニア ミキモトイが伊唐島伊唐浦及び伊唐島琵琶の首沖において,高密度で確認されて

います。水温や塩分が増殖に適した状況にあること,また,競合種である珪藻類が少ない海域も

あることから,細胞密度がさらに 増加する恐れがあります。


各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡等により十分に警戒してくださ い。

また,海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止め等の対策を実施し てください。

 

※カレニア ミキモトイの特徴

   ・適水温10-30℃, 適塩分15-30

   ・魚毒性が強く,致死細胞密 度は数千細胞/mL前後

    魚介類(ブリ,タコ,貝類 など)に被害を及ぼすおそ れあり


 ※シャットネラ アンティーカの特徴

・適水温23~26℃, 適塩分30以下

・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL
  
 
 (次回調査は8月下旬を予定)