2024.7.30
八代海
八代海 赤潮警報続報 No.1-8
[1]7月30日の調査結果(鹿児島県水産技術開発センター,東町漁業協同組合)
本県獅子島御所浦沖でカレニア ミキモトイが最高8,000細胞/mL確認されました。
シャットネラ アンティーカは確認されませんでした。
[2]今後の赤潮発生の予想
現在,カレニア ミキモトイが本県獅子島御所浦沖及び長島町宮之浦沖において,高密度で確認されて
います。水温や塩分が増殖に適した状況にあること,また,競合種である珪藻類が少ない海域もあること
から,今後,風向きや潮流によっては,八代海南部に拡散・移動するとともに,細胞密度がさらに 増加
する恐れがあります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,漁場 周辺
の採水・検鏡等により十分に警戒してください。
※カレニア ミキモトイの特徴
・適水温10-30℃, 適塩分15-30
・魚毒性が強く,致死細胞密 度は数千細胞/mL前後
魚介類(ブリ,タコ,貝類 など)に被害を及ぼすおそ れあり
※シャットネラ アンティーカの特徴
・適水温23~26℃, 適塩分30以下
・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL
(次回調査は8月上旬を予定)