2024.7.23

 

八代海

 

八代海 赤潮警報続報 No.1-7

 

 

[1]7月23日の調査結果(鹿児島県水産技術開発センター)

本県獅子島北側海域(ノサバ瀬戸)でシャットネラ アンティーカが2細胞/mL確認されました。

この他,カレニア ミキモトイが獅子島と熊本県水俣市の間の海域で最高95細胞/mL確認されまし

た。

[2]今後の赤潮発生の予想

現在,シャットネラ アンティーカは減少していますが,カレニア ミキモトイが本県海域の広範 囲で

確認されています。 水温や塩分が増殖に適した状況にあること,また,競合種である珪藻類が少ない

海域もあることから,細胞密度が再び増加する恐れがあります。

各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡等により十分に警戒してください。

また,海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止め等をおこなってください。

 

※シャットネラ アンティーカの特徴

・適水温23~26℃, 適塩分30以下

・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL

  ※コクロディニウム ポリク リコイデスの特徴

  ・適水温27-28℃ ,適塩分32-34

  ・魚毒性が強く,致死細胞密度は2千細胞/mL前後

 ※カレニア ミキモトイの特徴

   ・適水温10-30℃, 適塩分15-30

   ・魚毒性が強く,致死細胞密 度は数千細胞/mL前後

    魚介類(ブリ,タコ,貝類 など)に被害を及ぼすおそ れあり

   (次回調査は7月下旬を予定)