2024.6.5

 

八代海

 

八代海 赤潮注意報続報 No.1-2


[1]
6月4日の水産技術開発センターによる調査結果
 
当センター調査では,シャットネラ アンティーカの最高細胞密度は

8細胞/mL(熊本県姫戸沖,田浦沖)でした。

この他,コクロディニウム ポリクリコイデスが熊本県姫戸沖で2細胞/mL,

カレニア ミキモトイが熊本県楠浦湾で1細胞/mL確認されました。

 

[2]今後の赤潮発生の予想

八代海の全域でシャットネラ アンティーカが確認され,他の有害種も確認されています。

競合種である珪藻類が八代海の全域で少ないことから,状況によっては,細胞密度が

増加する可能性があります。

各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡により十分な

監視をお願いします。

また,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止めや

避難方法の事前確認等の対策を実施してください。

 

※シャットネラ アンティーカの 特徴

・適水温23~26℃, 適塩分30以下

・魚毒性がきわめて 強く,最低致死細胞密度は30~50細胞/mL 


   (次回調査は6月中旬を予定)