2024.5.1

 

鹿児島湾

 

 

鹿児島湾 赤潮注意報No.

 

牛根漁業協同組合の調査で,鹿児島湾奥部で有害種のヘテロシグマアカシオ

が増殖が確認されており,今後,漁業被害が発生する恐れがあることから,

本日付で赤潮注意報を発出します。

 

[1]5月1日の牛根漁業協同組合による調査結果

本日の調査で牛根中磯漁場でヘテロシグマアカシオが最高1,030細胞

/L確認されました。

 

[2]今後の赤潮発生の予想

牛根漁協の調査では,水温は増殖に適した範囲にあり,今後の降雨

による栄養塩の供給により,細胞密度が更に増加する可能性があります。

各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の

色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な

対策をお願いします。

 

※ヘテロシグマ アカシオの特徴

・適水温15-25℃適塩分はきわめて広い。

・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリ類で10万細胞/mL前後,カンパチ

で3万細胞/mL前後。

 

(次回調査は5月中旬を予定)