2024.2.16
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.1-3
鹿児島湾奥部でヘテロシグマ アカシオによる赤潮が拡大しており,厳重注意が必要です。
?[1]2月16日の水産技術開発センターによる調査結果
湾奥部の広い範囲においてヘテロシグマ アカシオによる着色域が確認されました。
牛根境沖では62,000細胞 /mL(0m層)が確認されました。
?[2]今後の赤潮発生の予想
本日の調査の結果,水温は16.9〜18.0℃とヘテロシグマ アカシオの好適範囲と
なっていること,湾奥部では 競合種である珪藻類が少ないことから,細胞密
度が更に増加し,赤潮が拡大する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の
色や魚の状態に細心の 注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な対
策をお願いします。
※ヘテロシグマ アカシオの特徴
・適水温15-25℃適塩分はきわめて広い。
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリで10万細胞/mL前後,カンパチで3万
細胞/mL前後。
(次回調査は2月下旬を予定)