2022.10.19
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.8
[1]10月18日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
通常検鏡及び濃縮検鏡(調査定点③,⑪)で有害種は確認されませんでした。
珪藻類は全域で少ない状況でした。
(2) 海況
平年値と比べ,表層水温は平年並みで,湾奥部で24.0~24.6℃,湾央部で24.7~
25.1℃,塩分は平年並みで31.0~33.0,透明度は高く10.0~14.5mとなっています。
水温:平均24.5℃ 湾奥部24.4℃
湾央部24,9℃
塩分:平均31.8 湾奥部31.5 湾央部32.7
透明度:平均12.3m 湾央部11.7m 湾央部14.1m
(平年値は平成元年~令和3年の10月の平均値)
[2] 今後の赤潮発生の予想
鹿児島湾では,10月4日にシャットネラマリーナの赤潮注意報を発出していましたが,
昨日の調査において,全ての調査定点で確認されなかったことから,赤潮注意報(シャット
ネラ マリーナ)は解除します。
なお,各漁協・養殖業者におかれましては,今後も有害赤潮プランクトンの早期発見の
ため,定期的な検鏡を継続するなど,監視をお願いします。
※シャットネラ マリーナの特徴
・適水温23~26℃,適塩分30以下
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリ及びカンパチで,約2,000細胞/mL
(次回調査は11月上旬を予定)