2022.10.6
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮注意報続報(シャットネラ マリーナ)No.1-2
[1] 10月6日の調査結果
当センター及び牛根漁業協同組合による湾奥部の調査では,シャットネラマリーナは全域で確認され,最高細胞密度は18細胞/mL(調査点⑧ 湾奥中央部,⑫ 霧島市福山地先 10m深)でした。
珪藻類は,全域で多い状況でした。
[2] 今後の赤潮発生の予想
湾奥部の全域で本種が確認されています。珪藻類は多い状況ですが,水温,塩分は本種にとって概ね増殖に適しており,今後の状況によっては本種のさらなる増殖や,風向きや潮流によっては拡散・移動する可能性があります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,引き続き,漁場周辺の採水・検鏡により十分な監視をお願いします。
また,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,必要に応じて餌止め等の対策を実施して下さい。
※シャットネラ マリーナの特徴
・適水温23~26℃,適塩分30以下
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリ及びカンパチで,約2,000細胞/mL
(次回調査は10月中旬を予定)