2022.3.18
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮注意報No.1
鹿児島湾で有害種のヘテロシグマ アカシオが増殖していることから,本日付で赤潮注意報を発出します。
[1]
3月18日の調査結果
(1)赤潮生物の出現状況
牛根漁業協同組合が,鹿児島湾奥部東部を調査したところ,ヘテロシグマ
アカシオが最高355細胞/mL(垂水市牛根境沖)確認されました。
[2] 今後の赤潮発生の予想
3月15日の当センターの調査では湾奥部のほぼ全域でヘテロシグマ アカシオが確認されています。水温,塩分は増殖に適した範囲にあり,今朝の大雨による栄養塩の供給により,細胞密度が更に増加する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,検鏡により細胞密度を把握し,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めを実施する等の十分な対策をお願いします。
※ヘテロシグマアカシオの特徴
・適水温15-25℃
適塩分はきわめて広い。
・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリ類で10万細胞/ m L前後,カンパチで3万細胞/mL前後。