2022.3.9
シュードシャットネラ ベルキュローサ
山川湾赤潮注意報解除
山川湾(鹿児島湾南部)赤潮注意報続報No.1−2
[1]3月9日の調査結果
本日午前,山川町漁業協同組合が山川湾を調査したところ,シュードシャットネラベルキュローサは確認されませんでした。
山川湾では2月3日にシュードシャットネラ
ベルキュローサが最高251細胞/mLされ,赤潮注意報を発出していましたが,3月3日以降,最高が9細胞/mLと低水準で推移し,本日の調査では確認されなくなったことから,赤潮は終息状態にあると考えられます。
[2] 今後の赤潮発生の予想
山川湾の水温は,現在もシュードシャットネラ ベルキュローサの増殖に適する範囲内にあります。今後の環境の変化によっては,本種が再度増殖する可能性がありますので,定期的な検鏡を継続し,十分な監視をお願いします。
※シュードシャットネラ ベルキュローサの特徴
・細胞の形態・色
球形や楕円形など複数の形態が存在し,細胞全体に突起がある。黄褐色
・出現環境
水温9〜25℃
・魚毒性
きわめて強く,致死細胞密度はブリ類で1,000細胞/mL程度