2021.9.28
八代海
[1] 9月28日の八代海広域調査結果
通常検鏡でシャットネラ アンティーカが最高2細胞/mL確認されました(調査定点①,⑫)。また,コクロディニウム ポリクリコイデスが調査定点①で12細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡を実施した全定点(6ヶ所)でシャットネラ属が確認されました。
珪藻類は調査定点③,⑤,⑥,⑪は多く,①,⑩はやや多く,他は少ない状況でした。
[2] 海況
水温:平均26.0℃
(平年比-0.6℃,やや低い)
塩分:平均31.3
(平年比-0.7 ,やや低い)
透明度:平均6.9m
(平年比-0.6m,やや低い)
※平年値は平成元~令和2年の9月下旬の平均値
[3] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で,有害種であるシャットネラ アンティーカとコクロディニウム
ポリクリコイデスが確認されています。
現在,競合種である珪藻類は一部では多いものの,今後の状況によっては有害種が増殖する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては,定期的に検鏡を継続するなど,監視をお願いします。