2021.9.15
八代海
[1] 9月14日の八代海広域調査結果
通常検鏡により,シャットネラ アンティーカが調査定点2,4,7で各1細胞/mL確認されました。
濃縮検鏡により,シャットネラ属が5ヶ所で確認されました(最高0.026細胞/mL)。
珪藻類は全域で少ない状況でした。
[2] 海況
表層水温は八代海全域で25.4~25.9℃で過去5年同時期より-0.7℃でやや低め,塩分は28.3~31.1で平年並み,透明度は3.5~11.0mでやや高めとなっています。
表層水温:平均25.6℃ (26.3℃)
表層塩分:平均29.7 (30.0)
透明度:平均7.1m (5.6m)
※( )は過去5年同時期調査における平均値
[3] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で, 有害種であるシャットネラ アンティーカが確認されています。
現在, 競合種である珪藻類は全域で少ない状況にあり, 今後の状況によっては有害種が増殖する可能性があります。
各漁協・養殖業者におかれましては, 定期的に検鏡等を継続するなど,
監視をお願いします。