2019.11.07


鹿児島湾



鹿児島湾 赤潮情報No.8

 

[1] 116日の調査結果

(1)赤潮生物の出現状況

通常検鏡により,シャットネラマリーナが調査定点⑦で1細胞/mL確認されました。

濃縮検鏡により、シャットネラ属が調査定点③で0.021細胞/mL確認されました。

珪藻類は調査定点④~⑩,⑫はやや多い~多い,他は少ない~やや少ない状況でした。

(2) 海 況

平年値と比べ,表層水温はやや高めで湾奥部で23.1~23.8℃,湾央部で23.3~

23.8℃,塩分は平年並みで31.1~33.8,透明度はやや低めで6.0~10.5mと

なっています。

水温:平均23.4℃ 湾奥部23.3℃ 湾央部23.6℃

塩分:平均32.9 湾奥部32.7 湾央部33.

透明度:平均7.7m 湾奥部6.0m 湾央部10.5m

(平年値は平成元年~30年の11月上旬の平均値)

[2]  今後の赤潮発生の予想

鹿児島湾では,10月12日にシャットネラ属の赤潮注意報を発出していましたが,昨日の調査において,ほぼ全域で確認されなかったことから赤潮注意報(シャットネラ属)は解除します。

なお,各漁協・養殖業者におかれましては,今後も有害赤潮プランクトンの早期発見のため,定期的な検鏡を継続するなど,監視をお願いします。

※シャットネラマリーナの特徴

・適水温2326℃,

適塩分30以下

・魚毒性が強く,致死細胞密度はブリ及びカンパチで,約2,000細胞/mL

 

(次回調査は12月中旬を予定)


 



 

トップへ
戻る