2019.8.21
八代海
八代海に赤潮注意報を発出しているところですが,本県海域でも広く増殖が確認されており,今後, 漁業被害が発生する恐れがあることから,本日付で赤潮警報を発出します。
[1] 8月21日の東町漁協,北さつま漁協による調査結果
本日の東町漁協,北さつま漁協の調査で,本種が八代海の広い範囲で確認され(最高 熊本県姫戸沖・268細胞/mL),本県海域では獅子島湯ノ口沖で最高10細胞/mLでした。
[2] 今後の赤潮発生の予想
現在,八代海の広い範囲で本種が確認されていること,水温・塩分が増殖に好適な環境にあること,
また競合種である珪藻類が八代海全域で少ないことから,今後さらに細胞密度が増加し,分布が拡大する恐れがあります。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡により十分な監視をお願いします。 また,海水の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止めするなどの十分な対策をお願いし ます。
※シャットネラ アン ティーカの特徴
・適水温23~26℃, 適塩分30以下 ・魚毒性がきわめて強 く,最低致死細胞密度 は30~50細胞/mL