2018.8.8

 

八代海

 

[1] 8月7日の調査結果(水産技術開発センター、東町漁協)
(1)
赤潮生物の出現状況
  全調査点において,有害種による着色は確認されませんでした。 シャットネラ アンティーカが通常検鏡により最高3細胞/mL(姫戸ブイ)確認されました。 また,シャットネラ属が濃縮検鏡により1ヶ所(獅子島北東沖)で確認されました。 珪藻類は八代海南部でほとんどない状況でした

(2) 海 況

水 温:平均 28.9℃(平年比+1.5℃,やや高め)

塩 分:平均 31.1 (平年比+0.3 ,平年並み)

透明度:平均 11.9m(平年比+3.5m,高め)

平年値は平成元~29年の8月上旬の平均値

[2] 今後の赤潮発生の予想

  有害種であるシャットネラ アンティーカが確認されました。 現在,八代海北部には栄養塩が多い状況であること (2日調査),競合種である珪藻類は八代海南部でほとんどないことから,今後の状況によっては有害種が増殖する可能性がありますので注意が必要です。 各漁協・養殖業者におかれましては,定期的な検鏡等を継続し,十分な監視をお願いします。

 

トップへ
戻る