2018.6.13
八代海
[1] 6月12日の調査結果
(1) 赤潮生物の出現状況
全調査点において,有害種による着色は確認されませんでしたが,通常検鏡によりカレニア パピリオナセアが1カ所で1細胞/mL確認されました。 濃縮検鏡によりコクロディニウム ポリクリコイデスが2カ所で最高0.017細胞/mL確認されました。
珪藻類は1カ所でやや少なく,他は少ない状況でした。
(2) 海 況
水 温:平均 22.7℃ (平年比+1.5℃,やや高め)
塩 分:平均 32.5 (平年比-0.2 ,平年並み)
透明度:平均 10.2m (平年比+1.0m,やや高め)
※平年値は平成元~29年の6月上旬の平均値
[2] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で,有害種で あるカレニア パピリオナ セア及びコクロディニウム ポリクリコイデスが確認 されました。 現在,競合種である珪藻 類は一部でやや少なく,他 は少ない状況となっており, 今後の状況によっては有害 種が増殖する可能性があり ますので注意が必要です。 各漁協・養殖業者におか れましては,定期的な検鏡等を継続し,十分な監視を お願いします。
(次回調査は6月中旬を予定)