2018.6.6
鹿児島湾
鹿児島湾 赤潮情報No.5
[1]
6月5日の調査結果
(1)赤潮生物の出現状況
有害種であるシャットネラ マリーナが通常検鏡により2ヶ所で各1細胞/mL,濃縮検鏡に
より2ヶ所で最高0.005細胞/mL確認されました。
珪藻類は,湾奥で多く,湾央で少ない状況でした。
(2) 海
況
平年値と比べ,表層水温はやや高めで湾奥部で22.4~23.3℃,湾央部で23.5~ 23.9℃。 塩分はやや高めで32.5~33.7,透明度は平年並みで4.5~10.0mとなっています。
水 温:平均 23.1℃ 湾奥部 22.9℃ 湾央部
23.7℃
塩 分:平均 33.1 湾奥部 32.8 湾央部
33.7
透明度:平均 6.2m 湾奥部 5.3m 湾央部
9.0m
(平年値は平成元年~29年の6月上旬の平均値)
[2] 今後の赤潮発生の予想
5日の調査では,競合種 である珪藻類は湾奥では多
いものの,湾央では少ない 状況です。水温は平均23.1 ℃とシャットネラ マリーナ の適水温に入り,今後の環 境次第では増殖する可能性
があります。 各漁協・養殖業者におか れましては,定期的に検鏡 等を継続し,十分な注意を お願いします。
(次回調査は6月下旬を予定)