2018.5.30

 

八代海

 

[1] 5月29日の調査結果

(1)
赤潮生物の出現状況
 全調査点において,有害種による着色は確認されませんでしたが,通常検鏡でシャットネ ラ属が戸馳島東沖(熊本県海域)で1.3細胞/mL確認されました。

 また,010m層の柱状採水した海水1L1000倍に濃縮して検鏡したところ,シャットネラ属が5ヶ所で最高0.010細胞/mL確認されました。

同じく濃縮検鏡によりコクロデニウム ポリクリコイデスが姫戸ブイ(熊本県海域)で 0.004細胞/mL確認されました。

珪藻類については,北部で多く,他は少ない状況でした。

[2] 今後の赤潮発生の予想
今回の調査で,有害種で あるシャットネラ属及びコ クロデニウム ポリクリコイ デスが確認されました。 現在,競合種である珪藻 類は北部のみ多く,他は少 ない状況となっており,今 後の状況によっては有害種 が増殖する可能性がありますので注意が必要です。

 各漁協・養殖業者におかれましては,定期的な検鏡 等を継続し,十分な監視を お願いします。


(次回調査は6月中旬を予定)


 

 

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