2017.7.27
八代海警報 No.1-2
八代海で,カレニア ミキモトイによる赤潮は確認されませんでしたが,本種が低密度で確認されています。
[1] 7月27日の調査結果
本日の当所及び東町漁協の調査で,調査海域でカレニア
ミキモトイによる赤潮は確認されませんでしたが,細胞密度は最高21細胞/mLでした。競合種である珪藻類は長島町の東側で多く,西側で少ない状況でした。表層水温は24.8~29.2℃,塩分は29.8~32.8でした。
[2] 今後の赤潮発生の予想
今後しばらくは,水温がカレニア
ミキモトイの増殖に適した範囲で推移することが予想され,珪藻類は26日調査時より増加傾向であるものの,状況によっては細胞密度が高くなる可能性があります。
また,有害種のシャットネラ
アンティーカ,コクロディニウム ポリクリコイデスも低密度で確認されており,注意が必要です。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡を継続して本種を含めた有害種の細胞密度を把握し,十分な監視をお願いします。また海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止め等の対策を実施してください。