2017.7.26
八代海警報 No.1-1
八代海で,カレニア ミキモトイによる赤潮が確認されています。
[1] 7月26日の調査結果
本日の当所及び東町漁協の調査で,長島町の崩崎東沖において,カレニア
ミキモトイによる赤潮が確認され,細胞密度は最高14,600細胞/mLでした。競合種である珪藻類は長島町の東側で多く,西側で少ない状況でした。表層水温は24.0~29.2℃,塩分は29.8~33.3でした。
[2] 今後の赤潮発生の予想
今後しばらくは,水温がカレニア
ミキモトイの増殖に適した範囲で推移することが予想され,珪藻類は24日調査時より増加傾向であるものの,状況によっては細胞密度が高くなる可能性があります。
また,シャットネラ属も低密度で確認されており,注意が必要です。
各漁協・養殖業者などにおかれましては,漁場周辺の採水・検鏡を継続して本種の細胞密度を把握し,十分な監視をお願いします。また海の色や魚の状態に細心の注意を払うとともに,餌止め等の対策を実施してください。